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ポルシェ944(型式 E-944) 1983年型 2500cc NA (3AT) 走行距離 約155,000km はっきり言って古いし多走行。かえって「現役」で使われ続けたことがよかったのか、エンジンなど機関部は快調でした。…が、電装系はちょっと問題あり。助手席のパワーウィンドウを運転席のスイッチで開けない…などの問題がありました。走行には特に問題がないので、修理しませんでしたけど。内装は年式相当にくたびれています。汚れもあるし、本皮シートも皮がぱりぱりにひび割れています。平成12年12月14日、新しいオーナーの元に引き取られていきました。 パワステなしのスポーツステアリングと、944系ならではのハンドリングは魅力的! しかし、さすがに1983年の2500cc NAエンジンは、今時の車と比べると非力です。加速はマークIIにも負けてしまう。曲がる、止まるは、「さすがポルシェ」と思わせるものでしたし、独立3連メーター や垂直に立ったステアリングも、いかにもスポーツカーという感じで気に入っていました。 特徴的なのはトランスアクスルというレイアウト。FRですが、ミッションはエンジンそばではなく、プロペラシャフトを介して後輪部にとりつけられています。そのため、 プロペラシャフトはエンジンと同じ回転数の高速回転で負荷がかかりますが、FRでありながら前後重量配分が5:5という理想的な値を実現し、ハンドリングに大きく影響しています。これは944Turboも同じです。(というより、ポルシェ928、924、944、968のFRシリーズすべて) しかし、同時にこれが欠点。トランスアクスルというあまり普及していないレイアウトを採用しているためか、トランスアクスルがらみ…ドライブシャフトダンパーやミッションは故障しやすいという話です。
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