530iハイライン(E60)

BMW 530i

整備記録

豆知識

ホーム

Porshe 968

ダイハツ ハイゼット

その他

BMW 530iハイライン (型式 GH-NA30)

2004年型 2,970cc NA (6AT)

その1.iDriveコンピュータの再起動

 私の愛車はE60型とよばれる5シリーズの初期型です。DVDのカーナビを含むiDriveというコンピュータシステムを搭載しています。(ちなみに、OSはWindows)

 これが、ときどき調子が悪くなります。ときどき画面が正常に表示されなくなることがあるのです。私の愛車の場合は、起動画面の「BMW」のロゴを表示したまま、いつまでたってもiメニューを表示しません。ネットで調べると、こうしたトラブルは意外と多いらしい。しかも、へたにディーラーに修理に出すと、管理コンピュータをアセンブリ交換して、40〜50万円ぐらいかかるとのこと。(゜Д゜)

 さて、この手のシステムは、まずは再起動してみるのが一番ですが、エンジンを切ってイグニッションキーをONにしても…再起動には成らないようです。PCでいうリセットボタンがあるはず…とマニュアルを探しても情報がない。Fukushima BMW郡山店に電話しても、「再起動はできないので、当社で故障箇所を検査しますから持ってきて下さい」というだけ。

 で、いろいろネットで調べてみたところ…ありました、再起動の方法。それも、びっくりするほど簡単。

 まず、イグニッションキーをONにします。これでiDriveのコンピュータが動作します。そしたら、以下の3つのボタンをいっしょに数秒間押し続けます。

[MDのイジェクトボタン] + [CDのイジェクトボタン] + [ボリュームボタン]

 すると、いったん画面が真っ暗になり、システムが再起動します。

 ん〜、PCの Alt + Control + Delete を彷彿とさせます。

 

その2.メンテナンス時期のリセット

 BMWはオイル交換、ブレーキフルード、エアコンフィルター交換、等々の情報をBC(ボードコンピュータ)で管理しています。交換したときに情報をリセットし、それから走行距離をカウントして、所定の距離に達すると、交換を促す警告を表示します。通常、ディーラーでメンテナンスすれば、交換時にBCをリセットしてくれるわけですが…ディーラー以外のショップでメンテナンスしたりすると…いつまでもBCをリセットできず、警告灯が付きっぱなしになります。

 以前載っていた 328i (E36)のときは、コンピュータ診断機を接続するソケットの特定のピンをショートさせると、リセットできました。一度自分でちょくせつ結線してリセットしたこともありましたが、リセットツールが安価に売られているのをネットで見つけたので、ツールを購入してリセットツールを使っていました。

 E36はエンジンオイルとブレーキフルードだけの管理でしたが、E60はエアコンフィルターなど、交換の管理項目が増えています。E60でも同様のリセットツール、またはコンピュータ診断ソフトウェアと接続ケーブルでも入手しなければならないなぁ…と思ったのですが…、ネットで情報を探していたら、そんなツールも診断機もなくても、簡単にリセットできることが分かりました。

 イグニッションをONにします。

 トリップメーターのリセットボタンを押し続けます。すると、メーターコンソールに交換が交換が必要な項目の警告灯が次々と表示されますので、リセットしたい警告が点灯したときに、押し続けていたトリップメーターのリセットボタンを放します。

 BCを表示パネルに「RESET?」と問い合わせが表示されますので、もういちどトリップメーターのリセットボタンを押します。

 これだけ。

 コンピュータ診断機も何もいりません。しかし、このリセット作業をディーラーでやってもらうと、2,000円〜3,000円程度の作業料金となります。(>_<)