ヘッドランプ交換

2001年10月13日/赤松商会(通販で購入)、取り付けDIY

走行距離 77,715km

 944Turboのヘッドランプは7inchシールドビーム。国内に輸入されてから1度は交換されているようですが、今時の車と比べればとんでもなく暗いヘッドランプです。そこで、交換することにしました。944Turboには、汎用7inchシールドビームを使用したタイプ、独自のシールドビームを使用したタイプ(通常の汎用シールドビームや替え玉ランプと交換不能)、H4バルブの替え玉ランプのタイプがあるそうです。自分の車を確認したところ、どうやら汎用タイプらしい…確証はありませんが、思い切ってシールドビーム互換の替え玉H4ランプを注文しました。レイブリックの「マルチリフレクターヘッドランプ」のクリアレンズタイプです。130W/125W相当の明るさの白色H4バルブ。おそるおそる装着してみると…ばっちり! ちゃんと使えました。見違えるほど明るくなってうれしー!

部品名 数量 単価 金額
レイブリック マルチリフレクターハロゲンランプ 2 6,000 12,000
合計   (消費税なし、送料込み) 12,000

 

1.ヘッドランプの観察

 他の944Turboを見たわけではありませんので、はっきりとはわかりません。しかし、集めた情報によると、944Turboのヘッドランプには以下の3種類があるそうです。

  1. メーカーを越えて世界共通で使用されている汎用シールドビーム規格の7inch(180mm)サイズ。
  2. 汎用シールドビームにポルシェが手を加えた独自シールドビーム。
  3. シールドビームの替え玉のH4バルブタイプ。

 (3)は最初からH4バルブなので問題ないと思いますが、問題は(1)と(2)ですね。(1)なら簡単に各社から発売されているシールドビーム替え玉ランプに交換できます。(2)なら…残念ながら通常の替え玉ランプへの交換はできません。ワンオフでヘッドランプ部を製作する必要があります。というわけで、まず、自分のヘッドランプを観察しました。ヘッドランプの上部カバー(スチール製)をはずすときは、赤の3カ所のボルトをはずします。

 (2)のタイプ(ポルシェ独自タイプ)の場合、上記写真の黄色い枠のところに、小さなL型金具が溶接されており、それが光軸調整ボルトにつながっているということらしいです。その場合、通常のシールドビームランプに交換すると光軸調整ができなくなりますので、替え玉不可です。どうやら、私の944Turboは通常のシールドビームらしい。最終的にはやってみなければわかりませんが、思い切って高効率H4バルブを使用した替え玉ランプを注文しました。


 

2.ヘッドランプの交換

 いよいよヘッドランプの交換です。汎用シールドビームランプの場合、上写真でハズした上部のスチールカバーをはずす必要はありません。リトラクタブルヘッドランプを上げてエンジンを切り、正面から、ボルトを1本はずすと正面のプラスチックカバーがはずれます。

 最初に緑のボルトをはずすと、前部のプラスチックカバーがはずれます。次に、赤のボルトをはずすと、ランプを押さえているスチールのリングがはずれて、ランプが前にぽろっと落ちてきます。あとはソケットを抜いて差し替えてください。黄色のボルトは光軸調整ですので、間違って回さないように注意してください。これをいじってしまうと、光軸がずれます。

 もっとも、バルブ交換と違ってランプをそっくり交換した場合には光軸がずれやすいので、念のため、どっちにしても整備工場で点検してもらった方がいいでしょう。


 

3.マルチリフレクターヘッドランプ

 交換したのはRAYBRIGの「マルチリフレクターヘッドランプ」のクリアレンズのパッケージです。白色系H4バルブを使用し、H4バルブの55W/50Wの消費電力で、130W/125W相当の明るさになります。もちろん、保安基準適合、車検対応の製品です。

 まず、これが今までのランプです。

 つぎに、交換したリフレクターランプです。

 キラキラしていますね。拡大するとこんな感じです。

 もちろん、両目とも交換しました。う〜む、美しい←自己満足


 

4.いざ暗闇で点灯

 夜を待って、いざ、暗闇で点灯です。前日の夜に撮影しておいた、従来バルブと比較してみましょう。

 

標準のシールドビームランプ。フォグが片目になってしまいました(T_T) 近日中に修理予定。 新しいマルチリフレクターランプ。高効率H4バルブ使用。フォグは点灯していませんので、左写真とあまり違いがわからないような…(^^;
   
今度は運転席の横で撮影。標準シールドビームランプ。 マルチリフレクターランプ。こうしてみると、明るさの違いが一目瞭然です。色も、だいぶ昼光色に近い明かりになりました。

 光軸ズレを心配したのですが、ちょっと近所を走行したところ、いつもと同じ場所を中心に照らしているし、対向車にパッシングされることもありません。光軸はほとんどずれなかったようです。ただ、安全に関わる問題ですので、念のため、光軸の検査のために整備工場を予約しました。

 

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